TLTC 2013 of TLTC

歩くのは北海道十勝平野の北西部、然別湖の北岸をスタートして、第１ステージは午後から登山です。白雲山（1,187メートル）からの眺望は最高です。４日間で100キロ歩く旅は、それぞれに特徴があって楽しめます。ノルディックウォーク、自転車トレイルや途中ラフティングのコースもあり、初めての方、体力に自信のない方でも無理なく参加出来るコース設計になっています。

このステージのメインは登山です。赤とんぼが乱舞する東大雪の原生林、渡る秋風の心地よさ。車で素通りするだけでは気づかない自然の息吹を満喫しましょう。然別湖畔の道をたどって足を慣らし、ランチのあとはナキウサギが待つ白雲山の頂を目指しましょう。山頂にたどり着き、眼下に然別湖、背中に十勝大平原。ナキウサギの声が聞こえて来ます。

ヌプカの里から麓への坂道を軽快に下りるとそこは広大な畑の中。収穫期を迎える豆類やキャベツ畑が広がる、十勝らしい広大なロケーションの中を進みます。然別山系からの湧水の流れを幾筋も横切りながら再び馬の里、鹿追へ。延々と続く田園風景の中を行くこのコースの楽しみは農業見学。また、このステージからは、自転車の利用もOK。アップダウンを楽しみながら、たくさん寄り道したい人のためのプランもあります。

十勝川とその支流が造ったいくつもの谷を横切って、狩勝高原の麓を目指します。この日のテーマは「川」。とかちアドベンチャークラブのリバーガイドと一緒にラフティングボートに乗り込み、川面から眺める景色を楽しみながらパドルを漕げば、トレイルの楽しさも倍増するアドベンチャーワールド。夕方には趣のある旧狩勝線・ポッポの道を抜けて、ナチュラル・チーズで有名な共働学舎新得農場を目指します。

広大な新得畜産試験場を抜け、ジェットコースターのような鉄道や高速道路を横目に古い幹線道路をたどって清水町へ。十勝の西の玄関口新得市街を後にして、日高山脈の麓に歩み入ります。道東と道央を結ぶ大動脈を一歩外れて歩くと、今まで知らなかった素朴でのどかな十勝の素顔に出会えます。清水公園で憩いのランチを楽しんだらゴールまでラストスパート。感動のフィナーレがあなたの人生を飾ることでしょう。