ある牛屋さんの言葉「牛乳と卵はうそがつけない!」
「牛乳と卵はうそがつけない」・・・これは私が研修中にとある牛飼いに言われた言葉ですが、この言葉が今のくさなぎ農園の原点になりました。牛乳にも卵にも親が食べたものがストレートに反映します。つまりいいもの(安全な飼料)を食べさせて、ストレスのない飼い方をするということが、安全で安心して食べられる「卵」を産み出すということなんです。そういう当たり前と言えば当たり前のことが、くさなぎ農園の出発点になりました。
具体的にはどうしたらいいのか?くさなぎ農園のチャレンジ・試みです。
●輸入穀物を飼料にしない。
地域(できる限り北海道・十勝産)の素材を使う。(同時に「未利用資源」を積極的に使っています)。
平飼いたまごのページをご覧下さい。
●薬剤等は一切使用しない。
●家畜に対してストレスのない飼育方法を常に考え、工夫する。
つまりは自分たちが食べたいと思うようなものを(飼料)を与え、のんびりと、のびのびと過ごせるような環境をつくる、結局そういうところに行き着く訳ですね。
長いも豚のページをご覧下さい。
私たちは1994年、十勝清水町に就農。離農跡地で養鶏を中心とした循環農業を目指し、農業を始めました。妻の福祉関係の仕事に就きたいという想いと、私の農業で生活したいという想いが重なり、福祉ファームを作りたいという目標に結びつきました。
障がいを持つ人も、そうでない人も、一つの目標(自立)を持ち、共に生きることが出来る、そんな農園を夢見ていました。
1999年、現在の帯広市八千代に移転、農園開設当初の夢であった「福祉ファーム」がいよいよ実現することになりましたが、ここに至るまでに様々な紆余曲折があったことは言うまでもなく、たくさんの方々の協力があって、現在のスタイルが出来たことを本当にうれしく思います。また、これまで協力頂いたたくさんの方々に心より感謝したいと思います。
- 1994 十勝清水町に新規就農、ニワトリ300羽の飼育を開始。
- 1999 帯広市八千代町に移転、築50年の家をリフォームして生活を始める。
- 2000 中札内高等養護学校の職場実習(インターンシップ)の受け入れを開始。
- 2002 初めて養護学校の卒業生を雇用(1名)。
- 2003 帯広市「はまなす作業所」より研修生の受け入れ(3名)。
- 2004 芽室町の社会福祉法人「オークル」より1名正式採用。
- 2005 地域の未利用資源(長いも、カボチャ)活用のため飼料製造工場を立ち上げ。
(有)くさなぎ農園でメンバー1名雇用。 - 2006 メンバー1名、正式雇用。
- 2009 就労継続支援A型事業所を開所、正式雇用2名。「NPO法人サポートセンター・えん」設立。
- グループホーム「みんなのいえ」サービス開始。
- 2012 有限会社くさなぎ農園にて、就労移行支援サービス開始。
- 2016 有限会社くさなぎ農園 就労移行支援サービス終了。
- 2017 有限会社くさなぎ農園にて就労継続支援B型サービス開始。
くさなぎ農園はこちら!
北海道帯広市八千代町にある『くさなぎ農園』は1994年に清水町で新規就農を始めました。2000年に八千代町に移り住んでいます。くさなぎ農園の鶏は自然光が差し込む広い鶏舎でのびのびと健康に暮らし、100%国産の良質な食材を配合したオリジナルの飼料。そんな環境で元気に育った鶏は安心安全で美味しい卵を産んでくれます。
生産現場(農園)は食べていただく方にいつでも解放しています。
食卓にのせるものだから責任を持ったつくりて(生産者)でいたいのです。
有限会社 くさなぎ農園
〒080-2336 北海道帯広市八千代町東1線180-9
TEL/FAX. 0155-60-2012
くさなぎ農園のたまご、配達します!
帯広市とその近郊であれば、農園から直接宅配いたします。
週1回、1パックからでも承っております。
くわしくはこちら!